色々な方々との出会いが最高の喜びと細川さんはおっしゃっています
『ふくちゃん工房』の由来となったフクロウ
アトリエの玄関を入ると作品が並んでいました
現在は、地元の小学生などを対象にした体験教室や老人介護施設での慰問を行っています。この活動では、皆さんに難しい作品のつくり方を教えるのではなく、その人に合ったレベルで作品づくりを楽しんでもらいます。
小学生の体験教室では、子供が自然の素材と触れ合うことで少しでも自然の温かみや物語を感じてもらえればと願っています。また、自分の頭で思い描いたイメージを何も無いキャンバスに、自由に表現していく創造力を身に付けてもらいたいと考えています。
老人介護施設での慰問では、年配の方に作品をつくる楽しさや里山に対する懐かしさを感じてもらい、日々の生活の中での喜びになればと願っています。
また、自宅の一部を「ふくちゃん工房」として開放しています。「ふくちゃん工房」という名前は、私がススキを使ってフクロウを製作したことから、子供達がいつしか『フクロウのおばあちゃん』を略してふくちゃんと呼んだのがきっかけでした。「ふくちゃん工房」にはフラワーアレンジメントの先生や押し絵の先生など多くの方が作品を観に来られます。中には、病気を患った方や家庭の事情で精神的に不安定な小学生や中学生など様々な状況で生きている方々も訪ねて来られます。私はそういった方々に立体風景画づくりを通して、人の心を豊かにするという里山の持つ魅力を感じてもらい、気持ちをリフレッシュしていただきたいと考えています。 |